6月  2007年6月20日(水)家庭訪問             
 
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先月、「ビデオを使ったイメージトレーニング」の経過を「6月の自慢」で報告します、と書いていましたが、ちょっと見送ります。4回放課後の教室で過ごしたのですが、もう少し様子を見てからこちらで報告したいと思います。
今月は、家庭訪問の事を書きます。


6月20日(水)家庭訪問

こちらの小学校は、運動会が6月最初にある関係上、家庭訪問が通常の学校より少し遅めです。

息子は、去年の家庭訪問で大きな変化がありました。
家庭訪問の時に先生とボール遊びをした直後に、先生の目の前で母親に普通に話しました。先生の存在を忘れたかのように普通でした。

今年も、先生と遊んでもらう計画を立てました。
昨年は、まずジェンガをしたのですが、今年の先生の方が緊張度が高く、昨年みたいに面と向かって遊ぶのはまだまだ、と思って、息子が普段好きな「かくれんぼ」をすることにしました。

仲の良いお友達がいつも我が家に遊びに来るのですが、息子とお友達はいつも同じ所にくっついて隠れて、私に「見つけてー」とリクエストします。
息子はこのお友達といると、気持ちが大きくなるので、家庭訪問にはこのお友達も呼びました。

前もって、先生には家庭訪問でやりたいこと等をお手紙に書いて伝えてありました。

先生が来られると、子どもたちは早速急いで2階に隠れました。・・・しかし、さすがに挨拶をしなければ、と子どもながらに思ったのでしょう。
先生が見つけようとしたら、上から降りてきました。
お友達「こんにちは」
息子「こ・・・」 
びっくりしました。それはふりしぼった声でした。 絶対絶対絶対言うぞ!と心に決めた声でした。
先生はすぐに「よく言えたね〜。」と息子の頭をなでて、手を握りました。先生は嬉しそうな表情でした。

「かくれんぼ」は、先生の姿が見えないので、小さな声で「もう、いいよ」と言えました。
この「もう、いいよ」が少しずつ大きくなりました。

ある程度慣れたところで、息子は「鬼」になりました。
我が家は1階と2階で会話できるインターホン(スピーカータイプ)がありますので、2階から1階に隠れている先生とお友達にインターホンを使って数を数えました。これだと、小さな声でも1階に聞こえます。
「1.2.3.4・・・20  もういいかい?」  「もう、いいよ〜!!」先生とお友達の声。  ほらっ  ちゃんと声きこえているでしょ?

実は、前もって簡単なダミーを仕掛けていました。。ベッドにクッションを置いてタオルケットをかけて、いかにもそこに隠れてます、というのを何カ所か仕掛けていました。

息子は当然そういうところを探します。しかし、先生は意外なところに(とてもわかりやすいところに)頭を隠して隠れていました。
振り返ったら先生がおしりを向けて隠れていて、思わず
「おった!」
とても自然な声でした。本当にうっかり出た言葉でした。  先生がおしりを向けていたところもポイントですね。(*^_^*)

かくれんぼは、いつも私が鬼だったので、子どもたちが隠れることしか思いつかなかったのですが、先生が隠れるというのがとても良かったです。
だって、先生の姿が見えないので、その状態に慣れると、普通通りにべらべらしゃべるようになりました。
すぐ隣の部屋で先生がいる、ということも意識せずに。

かくれんぼの後は、大きな風船で遊びました。実は「ブーブーくるくる風船」を使おうと思ったのですが、昨年のはもう音もでなくて、あわてて買いに行きましたが売り切れてました。(涙)
そこで大きな風船で先生と息子とお友達で遊びました。 とても自然な笑い声で息子は風船をポンポンしていました。
先生は「こんなに笑い声たてるんですね〜。」としみじみ息子の様子を見られていました。

急に息子は私に「算数ドリル」といい、自分で広げました。あ〜先生に見せたいのね、と私。
算数ドリルは、やりたい人は何回もやっていいので、息子はスタンプがいっぱいです。それを先生に褒めて欲しいんだな、と。
先生と遊んだことで、先生に対して親しみが増し、そして自分の頑張りを認めて欲しい、褒めてほしい、という気持ちになったのね。

そして、息子は「外でボール遊びしたい」と何度も言いました。
う〜ん、それは・・・。次の人が待っているし。(最後だったのですが、急に1人入ったそうです)
でも、先生はじゃあ少しやろうね、と言ってくださり、道路に出て、ボール遊びを4人でやりました。

どうして、息子はボール遊びにこだわるのかわかるような気がします。このボール遊びを昨年何度も一緒にやり、
段々近所の子と話せるようになったのです。
ボール遊び=自分にとって一番気持ちがほぐれる遊びというのを、自分で体得しているからでしょう。

ボール遊びをしている時に、上の娘(中学生)が帰ってきました。今テスト前で部活は休みです。
娘はすぐに状況を読み込み「今年もか・・・」という表情でした。先生に対して愛想笑い。

そう、たぶん、来年も違う先生とボール遊びをしているでしょう。

    おまけのコーナー 今回は長いです。

2007年6月21日 はは