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9月11日 奇跡 先生の連絡帳に、こう書いてありました。 「今日の国語の時間に夏休みの事の発表練習をグループ内でしていました。 『先生、○君、全部聞こえたよ。』 と、グループ内のお友達が嬉しそうに報告してくれました。 小さい声でちょっとずつだったようですが、〜以下省略〜」 大変驚きました!!! 8歳を越えるとむずかしいという事を、進級してからの息子を見ていて本当に痛感していました。 だから、私にとっては「奇跡」のように感じられました。 その日の息子はとても落ち着いていました。 「おかあさん、発表が出来たよ。連絡帳にも書いてあったやろ?」 「おかあさん、もう大丈夫だからね。」 大人のような優しい表情で、おだやかに息子は私に言いました。 こんな息子の表情は初めて見ました。 9月12日 ステップアップ 今日の国語の時間も、発表をグループで練習。(4人ずつのグループです。) それぞれのグループで練習して、周りがガヤガヤしているときに、息子のグループは、教壇の所で練習。この状況でも発表が出来ました。 自分の席→教壇とステップアップです。(^_^) 9月13日 本番 (授業参観) いよいよ参観日、今日が本番です。 グループ4人ずつ教壇に出て、夏休みの事の発表です。 一人ずつの発表ですが、息子の時は、一人のお友達が一緒に読んでくれました。 この時、私は教室の後ろから、息子の声を初めて聞きました。 お友達の声とそして息子の声がかすかに聞こえてきました。 息子の声を聞きながら、私は立っているのがやっとでした。 聞いていて、わけがわからなくなり、グラグラ周りが揺れて倒れそうになるのを必死でこらえました。 <この時の先生の工夫> ・夏休みの事の発表は、夏休みの絵をみんなに見せながら、絵の裏に発表の文が書いてあって、その文を見ながら、読んでよかったこと。(視線の先が、絵の裏側であったこと) ・お友達と一緒だったので、声が出しやすかった。 ・前もって、何度も練習していた。 クラス全員に前もって、全員の名前が書いてあるプリントが配られていて、発表が上手に出来たかどうか、一人ずつに○△をつけるようになっていました。 たまたま、ある子どものプリントをのぞいてみると、息子の名前の所に◎をつけてくれていました!本当は○△評価で、◎なんてないのに。 嬉しい。嬉しい。クラスのお友達は、やっと小さな声が出た息子を◎で評価してくれたんですね!息子の頑張りをわかってくれた! 子どもたちが帰った後の教室で、先生と手をたたきあって、喜びあいました。 こんな風に嬉しい気持ちを先生と共有できて、とても幸せいっぱいになりました。 10月4日 2学期2回目の授業参観 算数の九九の発表が一人ずつありました。 全員自分の席から座ったままでの発表です。 息子は、真ん中ぐらいの順番でした。 九九の発表が一人で普通に出来ました。 息子が九九を言っている間、近くの席に座っている仲良しのK君が、後ろにいるK君のおかあさんと私の方を見てニコニコ「ヤッタ〜!見て見て!」と言いたげな表情で顔サインを送ってきました。 私達は、「うん、うん」と大きくうなずきました。 去年からずっと教室の取り組みも一緒にしてくれたK君。 「どうして学校では話せないの?」と、私に一度も聞くことはなかったK君。 いつも息子の気持ちをわかってくれたK君。 君の喜びは痛いほどわかるよ。 息子のそばでいつも自然に支えてくれて、本当に本当にありがとう。 おまけのコーナー |
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2007年10月24日 はは |