第8話 『学校が見える公園へ その2』の付録です 自分のことよりも、大切な人のためだったら力が出ることってあると思います。 みんながみんな、そうではないかもしれませんが、 私や息子などは、人を助けることの方が自分で思っている以上のパワーが出るように思います。 なっちゃんは、大好きなみほちゃんにも自分と同じように逆上がりが出来てほしい!! みほちゃんにも自分と同じような嬉しい気持ちになってほしい!! そう、心の底から願いました。 目の前に広がる学校の校庭の鉄棒が目に入り、 学校の鉄棒の練習台を使ったら、みほちゃんも逆上がりがきっと出来る! そう、思いました。 なっちゃんは、大切な人のためだったら、より力が出るようです。 さてお話は、おかあさんが先生の携帯電話に電話をかけるところで続きになってしまいましたが、 担任の携帯電話の番号を知っているの?と驚いた方もいらっしゃるかもしれません。 私は知っていましたが、やはりそういう方は少ないように思います。 話せない子ども達にとって「タイミング」はとっても大切なので、 いざ!という時の為に、先生は保護者に番号を教えていただけたらいいなーと思います。 お話の中にあるように、私はなぜか「カエル」が昔からダメです。心の底から!!! カエルを一瞬見ただけで、全身じんましんが出たことがあります。 中学生の時、生物の教科書にカエルの写真が載っていて、 それを1度見て以来、もう2度とその教科書を開くことができませんでした。 「どうして生物だけこんなに点数が悪いんだ?俺への当て付けか?」 と担任(生物担当)に呼び出されたことがあります。 でも私は、カエルの写真が載っていて教科書が開けられない、とは絶対言えませんでした。 カエルがここまでダメだという自分は、自分でも変だとわかっていたし、 この恐怖は、誰にも理解してもらえっこないとわかっていたからです。 学校で話せない子どもの気持ちも、これに近いのでは、と私は思います。 どうして声が出ないのか自分でもわからない。 声が出ない自分は、周りから見て不思議というのは、わかっている。 この恐怖は、誰にも理解してもらえっこない。 次回は、第3章で、いよいよ場所が学校に移ります。 次回は、なっちゃんの担任の先生の視点で描きます。 2008年 12月1日 はは 次回は第3章 『校庭へ 〜先生の視点から〜 』です。 |
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