第4章 第20話 なっちゃんのピンクのシュシュ その2の付録です


なっちゃんの最終目標は、「教室でお返事をする。」でした。

そして、ついにその最終目標が達成されました。

どうやってお返事ができるようになったか?

それは、なっちゃんが意識しないうちに、いつのまにか達成されました。


私がこのお話しを作るときに決めていたことは

努力して

頑張って

声をふりしぼって、お返事をすることではなくて、

「あれ?いつのまにか、お返事してた。」

というお話しにすることでした。



本人が努力して頑張れば、お返事やお話しが出来るということではありません。

だって自分の意志で話さないのではないのですから。

話さないのではなく、どうしても話せないのです。

本人が頑張れば話せるということではないのです。

この事は、私が声を大にして一番に伝えたいことです!!


しかし残念な事に、理解できない人達(専門家含む)がまだまだ多いように思います・・・。



私事ですが、9月に髪をバッサリ切って、ショートヘアにしました。

次の日、職場の人達から「うわー 誰かと思った!」と驚かれました。

娘から紹介されたスタイリストのお兄さんのカットでしたので、なかなか今時の髪型です。

私は、その日まるで黒木瞳になったような気分で、ふわふわしていました。


お話しの中のなっちゃんも、髪型が変わって、「誰かと思った!」と言われ

まるで別人になったような、ふわふわした感じだったのかもしれません。

これまで積み上げてきたことと、髪型の変化と、そして先生の工夫。

これらの事がうまく合わさって、なっちゃんはついにお返事ができるようになりました。


                                           2009年12月1日  はは

次回は 第4章 第21話 「おへんじできた!」1月更新予定です。 


                                             

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