第1章 第2話 『おうちでいっしょに その1』の付録です


今の子どもたちは「おともだちのおうちにあがってはいけませんよ。」と、しつけられてますので

家で遊ぶことは、なかなかむずかしいです。

私の息子は、自宅が最も発話がしやすかったので、よく自宅で遊べるように工夫したものです。

仲の良いお友達のおかあさんに、事情をお話し、協力していただきました。


さて、梅雨に入りましたが、こんな雨の日は、学校の近くまでよく車で迎えに行きました。

下校途中の息子と友達を車で拾い、その車の中で、「うちで○○して遊ぼう!」と誘ったりしていました。


うちに遊びに来てくれるときは、発話自体が目立たないように、わざとさわがしい遊びを最初の頃はしていました。

ブーブー音が鳴る風船。 ガーガーうるさいゲーム。 いろんな音が出るキーボード。

いろんな音に囲まれて、息子はだんだん「自分の声」を気にしなくなりました。

(でもこれは、聴覚過敏のお子さんには、向かないですね。)


あと、子ども同士で一緒に作ることもよくやりました。

パン作りや、この絵本の中にあるスライム作りや、プラ板作りなどなど。

「この家に来たら、いつも新鮮な楽しいことができるな。また来たいな。」

そう思って貰えるように、遊びを工夫しました。

お友達とお別れの時は、なるべく「今度はこれしようね。」と次につなげるようにもしました。



お友達といっしょだとこんなに楽しいんだ!という体験を増やすこと。

人に喜んでもらえることは、こんなに心がホクホクになるんだ、という気持ちが芽生えること。

もっともっとお友達といっしょに!と気持ちを高めること。

これらの事が基礎にあると、後々の『挑戦』につながっていくと私は思っています。


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