第4章 第16話 『放課後の教室 〜学校ごっこ〜』の付録です


子どもって、いばりやさんですよね。

子どもに主導権を持たせると、はりきってやります。

放課後の教室で「学校ごっこ」の先生役を息子達にお願いしたら、

2人ともとてもはりきって、大いばりで先生役をやってくれました。

息子達が2年生の頃のことです。

この時は、このなっちゃん達のように、私は息子とお友達に何度もダメダシされてしまいました。

でもおかげで朝の会や帰りの会、発表のルールなど細かいこともわかってよかったです。


なっちゃんのお話のように、うちも放課後の教室の後は気持ちが大きくなってるのと、誰もいないこともあり、廊下を走ってました。

その時、同じ学年の先生が向こうから歩いてこられ、急におりこうに歩いて、お友達に続いて大きな声で「さようなら!」

と言ったんですね。この時のうれしさは、昨日のことのように覚えています。

「自信を持たせる」って、ほんと大事。

先生役で自信を持たせる。教室が無理な方は、おうちで先生役をさせてもいいかもしれません。

子どもは先生みたいに、くずした書き方で○付けをしたり、点数をつけるのが大好きですからね。



さて、今回のお話のなっちゃんの座席に「おやっ?」とお気づきの方はいらっしゃるでしょうか?
(今回のお話のP1をご覧下さい)

なっちゃんの席は、ナント一番前の席、先生の机の目の前になっています。

Helping本に、話せない子の席の配置のことがいろいろ書かれてありますが、

なっちゃんは先生のことが大好きなのでこの席です。

息子もこの席がこれまで一番多いです。

この席は先生の机に近いので提出物も出しやすいし、黒板にも出やすいし、先生にも何かと気づいてもらえる。

私も息子にあった席だなあと思っています。

でも、子どもの状態によって席の配置の配慮はいろいろなので

よく状態を観察して、そして子ども自身にも聞いてみるのもいいかもしれません。

私は自分が学生の頃、後ろの席が注目を浴びなくて好きだったので、息子もそうかなぁと思ってましたが、

実際息子に聞いてみたところ「先生の近くがいい」と答えたので驚きました。


座席の位置や、誰を隣にするか、どの子と同じグループにするか、係は誰と?どんな係を?

学校の普段の様子がわかると、このあたりが見えてくると思います。

でも学校参観では、普段の様子がなかなか見れません。

一番のチャンスは『学校公開日』です。

というわけで、次回のお話は学校公開日のことについて描きたいと思っています。



PS. 名札ってよく洗濯してしまいますよね。。。うちは1年生の名札だけ『紙』で出来ていたので、何度も買いました(涙)



次回は 第4章 第17話 「学校公開日」その1 9月1日更新予定です。




                                             2009年8月1日 はは

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