第4章 第15話 『放課後の教室 〜黒板〜』の付録です やっと放課後の教室に入りました。ここに行くつくまでに1年以上もかけてしまいました。 どんな子でも放課後の教室をすればいいということではなくて、 子どもの状態をきちんと理解し、適切な環境を整え、そして少しずつ内面を高めてから という想いがあったので、ここまでにたっぷりと時間をかけました。 家庭から始まって、最終目標の場所である学校の教室へやっと来たわけですが、 第1回の放課後の教室は、話さなくてもできる活動にしました。 話せない子にとって「黒板」は大切なツールです。 その黒板に少しでも慣れるために、先生はなっちゃんを2学期に「黒板係」にしました。 (ちなみに1学期はお花係です) 黒板係は大変な仕事です。授業後いつも消さないといけません。 でも、休み時間何を過ごしたらいいか、困ってしまうような子どもには適した仕事と思います。 そして「消す」というわかりやすい仕事。でも、とても大変。 このような子ども達は責任感が強い子が多いので、そんな大変な仕事をがんばってやると思います。 うちの息子も黒板係でした。 うちも放課後の教室をした時に、黒板を使いました。 まだ慣れていない放課後の教室。 当時はランドセルを背負ってから「みなさん、さようなら」と終わるので、 私が教室に入っても、ランドセルをなかなか降ろせませんでした。 ランドセルを背負ったまま、黒板に算数の足し算引き算を書きました。 その時の様子の写真は、毎日新聞に載りました。 放課後の教室も重ねていくと、最後の方はとても大騒ぎになってきて、黒板もクワガタの絵ばかり。 そうそう、私はこの時に初めて「黒板消しクリーナー」を知り、大変びっくりしました。 こういう便利なものがあるんですね。 昔は、窓の外へ身を乗り出して「ポンポン!」と2つの黒板消しをたたいていたものです。 そしてその粉が、顔にかかって大変なんですよね。 さて、次回の放課後の教室は『学校ごっこ』を描きたいと思っています。 放課後の教室の取り組みでは『学校ごっこ』が一番盛り上がりました。 その時の様子を描いていきますね。次回は8月1日更新予定になっています。 ※7月4日加筆 黒板消しクリーナーは昔もあったよ!とご指摘受けました。ありがとうございます。 そうなんですね。私は田舎の小さい学校だったので、なかったのかもしれません。 なっちゃんのおかあさんがものすごく年齢が上というわけではありませんので・・・(^_^;) 次回は 第4章 第16話 「放課後の教室 〜学校ごっこ〜」 2009年7月1日 はは |
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