第3章 第12話 『教室へ その2 』の付録です


Knet全国会のために、息子が作文を書いてくれました。

その作文の出だしを読んでびっくりしました。最初だけ書き出します。

ぼくが、ほいくえんのころのことを、話します。

ぼくは、さいしょ「ありがとう」って言えませんでした。


「ありがとう」と言えなかったことが、とても辛かったようです。。。。

そういえば、息子が話せなかった頃に作った言葉カードは

「はい、元気です。」「言えるよ」「ありがとう」でした。


なっちゃんも1学期の間、先生にたくさん「ありがとう」を伝えたかったんだと思います。

夏休みの教室というリラックスできる環境と、みほちゃんの存在と、

なっちゃんの大切なクローバーを、先生が育ててくれたことで

「ありがとう」の言葉があふれ出ました。

やっと やっと 「ありがとう」と伝えることができて、なっちゃんは本当に嬉しかったと思います。


お話の中にある係紹介の写真ですが、本当に息子の小1の時の担任の先生がしてくださいました。

それも偶然私が見つけて知った!んです。

写真をよーく見ると、ちょっと不自然だったので、さわってみたら顔の部分だけ上から貼ってありました。

私は何度もそれまで係紹介の掲示を見ていたのに、全然気づかなかったんです。

見つけた瞬間、電気が走りました。

こういう細かいところまで気づける先生って、本当にすばらしい!

本当に息子の事を考えて下さっている。それもさりげなく実行して下さっている。

もし、この内容を読んで下さっている先生がいらっしゃったら、どうか参考にしてください。

話せない子ども達の多くは、写真にうつることがとても苦手です。

能面のような表情になってしまいます。。。。。

そのような写真をそのまま年賀状にして、みんなに送らないで下さい。

以前、年賀状にされて辛かったという経験者の(保護者の)声を聞いたことがあります。


次回は、予定外の(!)第4章に入ります。第4章のタイトルは悩みました・・・。

PRACTCE, PRACTICE, PRACTICE
Helping Your Child with Selective Mutismの本に、こうあります。
翻訳本では「とにかく練習あるのみ」となってますね。



次回は 第4章 くりかえし練習しましょう 第13話「なっちゃんの決意」

やっと「起承転結」の転に入ってきました。5月1日更新予定です。



                                             2009年4月1日 はは

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