息子も私も大変助けられた作品です。 小学校3年生になって、クラス替えの後、なじみの薄いクラスメート達から、 「なぜしゃべれないの?口ないの?ロしゃべらないから何しても大丈夫」そんな言葉を投げつけられていた息子。 そんな中、クラスメートの理解を得る為に、なっちゃんの絵本の助けを借りて、 先生と一緒に子供達に読み聞かせをして、お話をさせてもらいました。 ただ、言葉だけで説明するよりも、柔らかく可愛らしいイラストとわかりやすいストーリーが、 子供達の胸に響き、受け取りやすいものだったと思います。 「なっちゃんは、○○くんと似ているね、ぼくも恥ずかしくて話せないときあるよ・・」 そんな風に子供達なりに理解してくれて、息子に対する態度もがらっと変わりました。 周りの理解を得ることはとても大事です。伝えるにも勇気が必要です。 この本は、一歩踏み出す勇気をくれました。 本人が、自分と同じように話せないお友達はたくさんいるんだ、ということを知る為に、 話せない子どものことを周りの方に知ってもらう為に、多くの方に読んでいただきたい一冊です。