7月 1学期の取り組み(家庭で、放課後の教室で) (1)        
 
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担任の先生

5月に、「ビデオを使ったイメージトレーニング」の事を少し書きました。

放課後の教室で、私やお友達と一緒に過ごす様子を初回から4回目までビデオで録画しました。

このビデオのおかげで、その後の取り組みに大きな成長がありました。

実は4月当初から、新しく来た担任の先生に対して、かなり緊張が高いのがわかっていました。

でも、先生と家庭訪問の時に自宅で一緒に遊んだことで、息子は先生に対して親しみを持ち、教室でのビデオを先生に見せてもいいと言いました。

ビデオを見せて、そして今度はまた自宅に来ていただき、国語の本読みを聞いていただきました。

1学期最後の放課後の教室では、先生の前で、国語の本読みが出来るまでになりました。

この2ヶ月間の取り組みをまとめてみました。長いで2回に分けて書くことにします。



◆5/23(水)  放課後の教室 1回目    (息子・お友達K君・母親)   
  
私(母親)が教室へ行くと、お友達のK君が今日の出来事等をたくさん私に話しかけてきて、息子も我慢できずに5分後には話し出しました。(教室で初めての発声です。)
お友達と宿題をしながら普段通り過ごしている様子をこっそりビデオで撮影しました。
30分ほどでビデオの存在に気付き、カメラの前で2人ともいっしょにふざけはじめました。お友達と一緒に宿題の音読、運動会の応援歌を歌っている様子を撮りました。

家に帰って、「教室で話せるとは思わなかった」と母親に話しました。
ビデオを見ながら、「教室で話しているね。本読みもしているよね。」と何度も言いながら、撮った映像(1時間)をすべてじっくり見ていました。
それは、まるで自分に言い聞かせているようにも聞こえました。

次の日、全員での音読の時に少し声を出してみたと母親に話しました。



6/1(金)  放課後の教室 2回目  (息子・お友達K君・母親)

教室で3人になった途端話し出しました。
母親が生徒役、子ども達が先生役になって、その様子をビデオに撮りました。
話しながら廊下に出て、朝先生が教室に入るところから真似て、教壇から「静かにしてください。」等、とても偉そうに(!)はりきってやりました。


◆6/6(水)  放課後の教室 3回目  (息子・母親)

お友達のK君が体調不良で来れなくなったので、息子に「どうする?今日はやめとく?それともおかあさんと2人でする?」と聞くと、すぐに「おかあさんとする!」と答えました。どうも何かやりたいことがある様子でした。
教室では、算数の足し算と引き算が混ざった問題が苦手で(2つ以上の注意が苦手気味)わかるまでやりたい!と言うので、母親がテストを作り、勉強を1時間しました。
とても頑張ったので、教室で何かやってみたいことがないか聞くと、「はい、元気です。」が言ってみたい、と言いました。
(注:昨年度、何度も言いたくて練習した返事です。)
母親が先生になって教壇から名前を呼ぶと「はい、元気です!」と自分の机に座って手をピッとあげて返事をしました。
ビデオで撮影したその映像をすぐに見たがり、一緒に見て、「もっと大きな声でやりたい。」と再度チャレンジ。
またビデオを見て、自分の大きな声に満足な様子でした。

その後、留守家庭(学童)におやつをもらいに行き、母親が先生に「さようなら」というと、続けて「さようなら」と言いました。
教室でお返事が出来た直後で、自信がついていたのかもしれません。初めて、留守家庭の先生にあいさつをしました。



◆6/13(水)  放課後の教室 4回目  (息子・母親)

今日も「おかあさんと2人でやりたい。」と言うので、2人で教室で過ごしました。他にも何かやりたいことがある様子でした。
教室で2人になった途端に、教室内を自由に歩きまわり、母親に掲示物などを見せて、急に黒板に「ひっさん」を書き始めました。
書き終わって振り返り「答えは○○です。みなさん、どうですか?」とはずかしそうに言いました。
母親が「はい、いいでーす。」とクラスメート役になって言うと、満足げにまた黒板にひっさんを書いて同じ言葉を言いました。
みんなが出来ることを自分もやってみたかったようです。
職員室に教室の鍵を返却の際、わざと自分から遠回りをして、母親にいろんな教室を案内しました。
ここが図書室。ここがTTルームと。
職員室でいつものように母親が鍵を返すと、職員室の廊下からなかなか離れませんでした。
どうしたのかと聞くと、「(自分で鍵を)ありがとうございました、と言って返したかった。」と言いました。


◆6/21(木)  家庭訪問 (先生・息子・お友達K君・母親)

あらかじめ息子には、みんなで「かくれんぼ」をしようね。と話してありました。
家庭訪問前日は、「明日話せるかな?でも大丈夫。おうちだから大丈夫。1年生の時も出来たから。」そう何度も自分で言い聞かせていました。
家庭訪問の様子は6月の自慢に書いています。
先生が帰った後、「話せたね〜。話せたね〜。」と何度も言い、その日の夜は興奮気味でした。




家庭訪問が大きな出来事でした。その後、息子が描く絵に先生が登場してくるようになりました。
息子の心の中で先生の存在が大きくなっていったようです。
やっとここまでこれたと、私も嬉しく思いました。
それまでは、学校で先生も一緒にという取り組みは、ステップが高すぎるので、困ってました。

5.6.7回目の放課後の教室は、先生にも協力していただいています。
続きは8月に書きます。

おまけのコーナー




2007年7月28日 はは