10月  2学期の奇跡         
 
2008年3月
おわりに
2008年2月
はは年表
2008年1月
そして3学期
2007年12月
これまでの記録
2007年11月
留守家庭
2007年10月
2学期の奇跡
2007年9月
夏休みの体験
2007年8月
1学期の取り組み その2
2007年7月
1学期の取り組み その1
2007年6月
家庭訪問
2007年5月(2)
授業参観
2007年5月(1)
2007年4月
担任の先生

9月11日 奇跡

先生の連絡帳に、こう書いてありました。

「今日の国語の時間に夏休みの事の発表練習をグループ内でしていました。
『先生、○君、全部聞こえたよ。』
と、グループ内のお友達が嬉しそうに報告してくれました。
小さい声でちょっとずつだったようですが、〜以下省略〜

大変驚きました!!!
8歳を越えるとむずかしいという事を、進級してからの息子を見ていて本当に痛感していました。
だから、私にとっては「奇跡」のように感じられました。

その日の息子はとても落ち着いていました。
「おかあさん、発表が出来たよ。連絡帳にも書いてあったやろ?」
「おかあさん、もう大丈夫だからね。」
大人のような優しい表情で、おだやかに息子は私に言いました。
こんな息子の表情は初めて見ました。


9月12日 ステップアップ

今日の国語の時間も、発表をグループで練習。(4人ずつのグループです。)
それぞれのグループで練習して、周りがガヤガヤしているときに、息子のグループは、教壇の所で練習。この状況でも発表が出来ました。

自分の席→教壇とステップアップです。(^_^)


9月13日 本番 (授業参観)

いよいよ参観日、今日が本番です。

グループ4人ずつ教壇に出て、夏休みの事の発表です。
一人ずつの発表ですが、息子の時は、一人のお友達が一緒に読んでくれました。

この時、私は教室の後ろから、息子の声を初めて聞きました。
お友達の声とそして息子の声がかすかに聞こえてきました。

息子の声を聞きながら、私は立っているのがやっとでした。
聞いていて、わけがわからなくなり、グラグラ周りが揺れて倒れそうになるのを必死でこらえました。

<この時の先生の工夫>

・夏休みの事の発表は、夏休みの絵をみんなに見せながら、絵の裏に発表の文が書いてあって、その文を見ながら、読んでよかったこと。(視線の先が、絵の裏側であったこと)

・お友達と一緒だったので、声が出しやすかった。

・前もって、何度も練習していた。


クラス全員に前もって、全員の名前が書いてあるプリントが配られていて、発表が上手に出来たかどうか、一人ずつに○△をつけるようになっていました。
たまたま、ある子どものプリントをのぞいてみると、息子の名前の所に◎をつけてくれていました!本当は○△評価で、◎なんてないのに。

嬉しい。嬉しい。クラスのお友達は、やっと小さな声が出た息子を◎で評価してくれたんですね!息子の頑張りをわかってくれた!

子どもたちが帰った後の教室で、先生と手をたたきあって、喜びあいました。
こんな風に嬉しい気持ちを先生と共有できて、とても幸せいっぱいになりました。


10月4日 2学期2回目の授業参観

算数の九九の発表が一人ずつありました。
全員自分の席から座ったままでの発表です。
息子は、真ん中ぐらいの順番でした。
九九の発表が一人で普通に出来ました。

息子が九九を言っている間、近くの席に座っている仲良しのK君が、後ろにいるK君のおかあさんと私の方を見てニコニコ「ヤッタ〜!見て見て!」と言いたげな表情で顔サインを送ってきました。
私達は、「うん、うん」と大きくうなずきました。

去年からずっと教室の取り組みも一緒にしてくれたK君。
「どうして学校では話せないの?」と、私に一度も聞くことはなかったK君。
いつも息子の気持ちをわかってくれたK君。
君の喜びは痛いほどわかるよ。
息子のそばでいつも自然に支えてくれて、本当に本当にありがとう。

おまけのコーナー
2007年10月24日 はは